「バックアップバッテリー故障って警告が出た」
「そもそもバックアップバッテリーって何?」
「すぐに修理しないといけないの?」
ベンツに乗っていればいつかは遭遇する「バックアップバッテリーの故障」という表示。
そこで今回の記事では、
・ そもそもバックアップバッテリーって何?
・ バッテリーの修理は必要?
・ 故障を放置するリスクはある?
といった内容を実際のお客様の事例をまじえて解説していきます!
また、
バックアップバッテリーではなく、『ベンツの通常のメインバッテリー交換』について知りたい方は以下の記事にて詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
なお、
「すぐにバックアップバッテリー故障を修理して欲しい!」という方は、
N-TWO株式会社の公式LINEやお電話からお気軽にお問い合わせください!
N-TWO株式会社は、『整備・点検・カスタム・ドレスアップの平均入庫台数』が月間300台と、
たくさんのお客様からおクルマをお任せいただいています!
バックアップバッテリーの役割って何?
バックアップバッテリー(サブバッテリー)とは、メインのバッテリーとは別の、2つ目のバッテリーです。これは、高度な電子制御システムなどに関わる電力を安定して供給するという大事な役割があります。
また、燃費向上や排出ガス削減にも貢献しています。
近年の輸入車には、このバックアップバッテリーがよく装着されています。
バックアップバッテリー故障の影響は?すぐに交換は必要?
ベンツのバックアップバッテリーの故障は、
基本的に走行する上で、直接的な影響を与えることはありません。
そのため、一旦は安心していただいて大丈夫です!
しかし、できるだけ早めに修理するのがおすすめです。その理由を紹介していきます。
バックアップバッテリー故障を放置するデメリットやリスクは?
「走行には直接影響は無いんだ!」と
故障を放置することには、リスクやデメリットが存在するためいくつかご紹介いたします。
・ 燃費効率の低下:バックアップバッテリーが故障すると、アイドリングストップ機能(ECOスタートストップ機能)が使えなくなります。これにより、燃費効率が低下し、ガソリン代の増加やエンジンや関連部品の負担が大きくなります。
・ ホールド機能の停止:坂道発進するときのホールド機能も使えなくなります。これにより、坂道の運転での、安全性が低下してしまいます。
・ 警告表示の継続:『バックアップバッテリー故障』の警告が、メーターに表示され続けるため、他の重要な警告を見逃すリスクがあります。それに、警告が表示されたまま運転し続けるのは気持ち的にもモヤモヤしますよね。
・ コンデンサーの劣化:バックアップバッテリー故障は、内部のコンデンサーが液漏れを起こし、故障している場合が大半です。そのため、これを放置すると、他の電装系統にもよくない影響がある可能性があります。
・ 将来的な修理費用の増加:故障を放置することで、他の部品にも負担がかかります。そのため、他の部品も故障してしまい、無駄な修理費用が増加する可能性があります。先ほど説明した、アイドリングストップ機能の停止も他の部品への負担を大きくする原因のひとつです。
これらの理由から、バックアップバッテリーの故障は、直接的な影響はありませんが、早めに修理することをおすすめします。
ベンツのバックアップバッテリー交換費用の相場は?
メルセデス・ベンツのバックアップバッテリーの故障修理費用は、約20,000円〜50,000円が一般的です。
この費用には、
・バッテリーの部品価格
・交換作業の工賃や故障の診断費用
などが含まれます。
修理費用は、『車種や年式』『使用するバッテリーの種類』『修理を依頼する整備工場』などによって変わってきます。
公式のメルセデスベンツ・ディーラーでの修理は、一般的に高品質なサービスが期待できますが、費用が高くなる傾向があります。
また、
ディーラー以外の自動車整備工場での修理は、費用を抑えられる場合もありますが、使用する部品の品質や保証内容に注意しましょう。
メルセデスベンツCクラス(W205)の修理工程を見てみよう!
では、実際にあったバックアップバッテリー故障の修理の流れを見ていきましょう。
今回のお客様は、『バックアップバッテリー故障』の表示が、メーター内に出てしまったことをきっかけに、修理を任せていただきました。
|1. 『バックアップバッテリー故障』の表示がメーター内に出た
まず、メルセデスベンツ専用の診断機で点検をしました。
その結果、『バックアップバッテリーの電気的故障』という故障メモリの入力があり、電圧が0Vになっていました。
これは、バックアップバッテリー本体に不具合が発生しているため、交換が必要になります。
今回は、輸入車に強い診断機で、多くのメーカーに対応している汎用性に優れた『AUTEL MaxiSys Ultra』を使用しております。他にも、今回は使用しておりませんが、メルセデスベンツの専用診断機『XENTRY』なども完備しており、状況に応じて様々な診断機を使い分けており、メルセデスベンツ特有の複雑なシステムにも高い精度で対応し、高品質かつ迅速な点検が実現できております。
>>N-TWOの点検へのこだわり|メルセデスベンツ専用診断機も使用!
|2. バックアップバッテリーの交換
次にバックアップバッテリーの交換をします。以下の画像は実際に取り外したバックアップバッテリーです。今回の車両は『メルセデスベンツCクラス(W205)』のため、助手席の足下のマット下にあるカバーの奥にバックアップバッテリーが取り付けられています。ここから部品交換を行いました。
また、交換時間は意外とすぐに完了いたします!
またこちらの部品は、ほとんどの場合、内部のコンデンサーがパンクし、液漏れが発生していることによる故障となっています。
|3. 最終確認・メモリ消去を行い作業完了!
部品の交換完了後、診断機(AUTEL MaxiSys Ultra)にて電圧が正常値に変わったことを確認しました。最後に故障メモリを消去し、作業完了です!
バックアップバッテリー修理の業者の選び方は?
バックアップバッテリーの修理には、どの業者を選べばいいか不安な方も多いはず。この部品の修理をお願いする業者を選ぶ際に見るべきポイントをいくつかご紹介します。
|1. 輸入車の入庫台数が多いかどうか
輸入車(外車)の整備や点検の経験が少ない会社では、パックアップバッテリーではなく、間違えて通常のメインバッテリーを交換してしまったケースも存在します。もちろんそれでは、バックアップバッテリーは故障したままで、警告も消えず、意味がありません。こうならないためにも、輸入車の整備経験が豊富であることは重要です。
|2. 輸入車の修理・整備環境が揃っているかどうか
高品質かつ迅速に修理を行うためには、輸入車の修理・整備のための充実した設備が揃っていることが不可欠です。そのため、どのような修理・整備環境となっているのか確認できる場合はチェックしましょう!
|3. メルセデスベンツの修理実績が多いかどうか
バックアップバッテリーは、モデルによって、エンジンルーム内、トランクルーム内、今回のような運転席・助手席周りとバックアップバッテリーの取り付け位置は様々です。そのため、メルセデスベンツの修理経験が少ないと、そもそも取り付け位置を発見することに時間が掛かってしまったり、修理の細かい部分で品質や迅速さが失われてしまいます。そのため、メルセデスベンツの修理実績が多いかどうかも確認しましょう。
メルセデスベンツ修理のご相談はN-TWO株式会社へ
この記事では、「メルセデス・ベンツのバックアップバッテリー故障」について紹介しました。読者の皆さんのお役に立てていただけたら幸いです。
N-TWO株式会社は、
・ メルセデス・ベンツ専用診断機器『XENTRYシステム』
・ 輸入車に強く汎用性に優れた『AUTEL MaxiSys Ultra』
をはじめとする最新鋭の設備を完備しています。
また、メルセデスベンツ、BMW、ランボルギーニ、GMなど、
多彩なブランド出身の経験豊富な整備士が在籍しております。
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