フィアット500Xのシートサイドサポートの厚み調整ができない場合、エアバック式ポンプの故障が原因である可能性が高く、新品のポンプに交換することで修理が可能です。今回の事例では、テスターやフューズの確認では問題が見つからず、シートを分解してポンプ本体を確認したところ、運転席側のポンプの故障が判明しました。
本記事では、
「フィアット500Xのシートサイドサポート修理」の実際の流れについて、詳しく解説していきます。
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フィアット500Xのシートサイドサポート修理の流れ
今回は『フィアット500X』の運転席シートサイドサポートの修理事例の、実際の流れをご紹介します。サイドサポートの厚み調整ができないとのことでご入庫いただきました。500Xのサイドサポートはエアバック式のため、スイッチを操作するとポンプの作動音がしますが、今回は作動音が確認できませんでした。
|1. ポンプ系の動作確認を行う
ポンプが作動していないようなので、まずはテスターによるライブデータにてスイッチの信号があるか確認しました。スイッチはテスターで確認する限り問題なさそうです。次に、配線図からフューズ位置を割り出し確認しましたが、切れてはいないようです。こうなるとポンプ本体を一度確認する必要があるので、シートを分解していきます。
|2. シートを分解してポンプ本体を確認する
ポンプ本体はシートの背もたれ内にあります。座面の操作スイッチが付いているトリムを外していきますが、スペースが少なく取り外しも引き上げスライドですので慎重に取り外します。バックレストトリムも取り外し、背面側のシートレザーを半脱着するとシート骨格のパイプが見えます。フロアからきている配線とエアホースを辿ると、シートクッションに埋もれているポンプ本体が見つかります。

|3. 助手席のポンプと交換して原因を特定する
タイラップで固定されているポンプを切って本体を確認し、コネクタで電源などを確認しますが不具合はありませんでした。ポンプ本体が怪しく、助手席にも同じものがついているので確認のため同じ手順で助手席側も分解していきます。助手席のポンプを運転席側へ取り付けると作動しました。これで運転席のポンプが不具合原因なのは確実となりました。
|4. 新品のポンプに交換して修理完了
現品修理を試み、分解して怪しい箇所の配線を再半田にて修理していきましたが作動しませんでした。新品を取り寄せ交換し、再度テストを行い作動良好です。最終組付け、検査を行い修理完了です!

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本記事では、「フィアット500Xのシートサイドサポート修理」について紹介しました。読者の皆さんのお役に立てていただけたら幸いです。
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